田んぼを借りての稲作は何もかも初めてで新鮮で楽しくもありながら、どうしたらよいのか暗中模索な部分も多いです。
昨年まで別の方が稲作を行って居た田んぼを居抜きのように借りたので、田んぼ自体の栄養状態は決して悪くないものと理解しております。
とはいえ、どのぐらいの肥料をまいたら良いのか?という疑問をなんとなく持っていました。
自給自足を目指す稲作なので、健康のためとか環境のためではなく、いざというときでもきちんと収穫できるという確証を得るために、私自身は極力肥料を追加せずに稲作を行いたいと思っていますが、肥料の有無にかかわらず、まず圃場の土壌状態を知るということが出発点だと思いました。
そこで、一般社団法人 SOFIX農業推進機構さんが推進している、SOFIX分析を申し込んでみました。
SOFIX とは
私がSOFIXを知ったのは、堤未果さんの「ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか? (文春新書) 」という書籍でした。
SOFIXは、一般的な土壌分析の他に、その圃場における生物性まで計測できるという、立命館大学の久保教授が開発した手法です。
土壌の微生物をいかに活用するかということは有機農法ではよく言われていますが、当然ながら自給自足農法でも重要です。
SOFIXは分析を行う株式会社SOFIXと、手法の推進を担う一般社団法人 SOFIX農業推進機構 によって提供されています。
いろいろな土壌分析方法がありますが、SOFIX農業推進機構はSOFIX 診断士資格も発行していることや、私が調べた限りでは関東での資格取得者が少なそうなことから、いずれ診断士として千葉を中心に活動できるのではないかという期待も込めてSOFIXさんに土壌分析をお願いしてみることにしました。
田んぼと庭の土壌分析をお願いしました
分析に必要なのは、圃場の地表から15㎝程の深さの土。
これを一つの圃場で合計200~400gになるように7~8か所から抽出し、株式会社SOFIXの分析センターに送ると1か月ぐらいで結果が返ってくる。
この流れを理解したところで、早速圃場に行きました。
こちらが、私が借りている田んぼの一つです。
前回、トラクターで耕運したときは水をたっぷり含んでぐちゃぐちゃしていたのですが、ここ2週間ほど雨が降らなかったらカチカチになっていまして、15㎝掘るのは大変でした。
SOFIX分析は初回だけ最大3か所、11,000円/箇所という初回料金を設定されているので、借りてる2枚の田んぼに加え、育苗が終わったら畑にしたいと思っている、茂原拠点の庭も分析してもらうことにしました。
こちらはプール育苗をしようと思って整備を進めている茂原拠点の庭の土です。
田んぼと違い、こちらは雑然とした草木が生い茂っていた場所なので、田んぼとの比較という意味でも興味深いです。
分析結果が出ましたら、また改めて記事として皆さんと共有したいと思います。
SOFIX診断士目指します!
先ほど取り上げた通り、SOFIXは分析をお願いするだけでなく、自分が分析する側にも回れそうという魅力があります。
早速、試験対策として紹介されている書籍を購入したので、SOFIX診断士としても活動できるように勉強したいと思います。